「リフォーマーピラティスってどんな運動?」「普通のピラティスとは何が違うの?」と疑問を抱く初心者の方は少なくありません。
リフォーマーは、身体の動きを補助し、負荷を調整できるピラティスマシンです。運動に慣れていない方でも正しいフォームで取り組みやすいメリットがあります。
この記事では、現役ピラティスインストラクターの視点から、リフォーマーのメリットや向いている人、代表的なメニューを分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。
リフォーマーを使うピラティスのメリット

リフォーマーは、バネや動く台などを利用することで、マットとは異なる方法で身体にアプローチできます。マシンによる補助や負荷を活用できるため、エクササイズの幅が広がる点も特徴です。
まずは、現役インストラクターの視点から、リフォーマーならではのメリットを詳しく解説します。早速、詳しく見ていきましょう。
- マシンの補助で運動が苦手でも正しいフォームを保てる
- 自分に合った負荷で運動できるため挫折しにくい
- 効率よく身体を動かせるため効果を実感しやすい
- 膝や腰に不安があっても取り組みやすい
マシンの補助で運動が苦手でも正しいフォームを保てる
リフォーマーは、マシンが身体の動きをサポートするため、運動が苦手な方でも正しいフォームを保ちやすいマシンです。自分の力だけで姿勢を支える必要がなく、余計な力が入りにくい点もメリット。
たとえば、脚を動かすときに腰が浮いたり、腕を動かすときに肩へ力が入ったりすると、鍛えたい部分を十分に使えません。マシンの補助があれば姿勢を安定させやすく、動かしたい部分へ意識を向けられます。
「どこに力を入れればよいのか」が分かりやすいため、運動経験が少ない初心者でも正しい身体の使い方を身につけながら取り組める点が特徴です。
自分に合った負荷で運動できるため挫折しにくい
リフォーマーは、マシンについているバネを調整し、自分の筋力に合った負荷で運動できます。運動経験が少ない方でも、最初からきついトレーニングに挑戦する必要はありません。
初心者の時期は、負荷が強すぎると姿勢が崩れ「難しい」「続けられない」と感じて挫折してしまいがち。しかし、リフォーマーなら無理なく動ける強度から始められるため、挑戦のハードルを大きく下げられます。
身体が動きに慣れてきたら、負荷を調整してステップアップできる点もメリットです。現在の筋力に合わせて負荷を変更できるため、運動に苦手意識がある方でも自分のペースで継続できます。
効率よく身体を動かせるため効果を実感しやすい
リフォーマーでは、バネによる抵抗や補助を利用しながら、複数の部位を連動させて動かせます。特定の筋肉だけを鍛えるのではなく、全身のつながりを意識できる点が特徴です。
たとえば脚を伸ばす動作では、太ももだけに頼らず、骨盤を安定させながらお腹やお尻を使います。腕を動かす場合も、肩だけでなく背中や体幹まで意識します。
1つの動作で複数の部位を連動させられるため、身体を効率よく使う感覚を身につけやすいのもリフォーマーの強みです。姿勢や普段の身体の使い方を見直したい方にも適したトレーニング器具と言えます。
膝や腰に不安があっても取り組みやすい
リフォーマーでは、仰向けや横向きなど、マシンに身体を預けた姿勢で行うエクササイズも多くあります。立った状態で体重を支える運動と比べ、膝や腰への負担を調整しやすい点がメリットです。
たとえば膝に不安がある場合は、仰向けの状態でバネの補助を利用し、膝を曲げる深さや負荷を調整しながら脚を動かします。腰への負担が気になる場合も、背中を支えた状態で手足を動かし、体幹を使う練習から始められます。
ただし、治療中や痛みが続いている場合は注意が必要です。事前に医師へ運動の可否を確認し、身体の状態をインストラクターへ伝えたうえで取り組みましょう。
リフォーマーを活用したピラティスが向いている人

リフォーマーピラティスに興味がある方からは「運動が苦手でもできる?」「身体が硬くても大丈夫?」という不安の声を多く耳にします。リフォーマーは身体の動きをサポートするため、初心者にも取り組みやすいマシンです。
ここでは、リフォーマーピラティスが向いている方の特徴を紹介します。自分の悩みや運動経験と照らし合わせて確認していきましょう。
- 運動自体が初心者の人
- 身体が硬い人
- 姿勢や身体の歪みが気になる人
- 自重では負荷が大きいと感じる人
運動自体が初心者の人
リフォーマーはピラティスに限らず、運動自体が初心者の方に最適なトレーニング方法としてお勧めです。マシンで身体を支えたり動きを誘導したりできるため「どこを動かせばよいのか」「どこに力を入れるのか」を理解しやすいからです。
初心者の場合、動きをまねすることに集中すると、肩や腰など本来使いたい部位とは別の場所に力が入りがちです。その点リフォーマーなら、バネの抵抗やストラップの張りを手がかりに、力を入れる方向を確認できます。正しい身体の使い方を感覚的に覚えやすいため、ピラティスの基本を身につけたい初心者と相性のよいマシンです。
身体が硬い人
「身体が硬いからピラティスは難しそう」と感じている方にも、リフォーマーは向いています。マシンが身体の動きを補助するため、柔軟性に合わせて無理のない範囲で動けるからです。
たとえば、もも裏が硬い状態で脚を上げようとすると、腰や骨盤まで動いて姿勢が崩れる場合があります。リフォーマーなら脚を支える補助を利用でき、正しい姿勢を保ちながら必要な部分を動かしやすくなります。
身体の硬さに合わせて動く範囲を調整できるため、無理に大きく伸ばす必要がない点もメリット。柔軟性に自信がない初心者でも、身体に負担をかけすぎず取り組めます。
姿勢や身体の歪みが気になる人
姿勢の崩れや身体の左右差が気になる方にも、リフォーマーは適しています。マシンの補助を受けながら左右対称の動きを行うことで、自分では気づきにくい身体の偏りを確認しやすいためです。
たとえば、両脚で同じように台を押していても、片側だけ強く踏んだり、片方の骨盤が浮いたりする場合があります。腕の動きでは、左右で動かせる範囲や力の入り方に差が現れることも少なくありません。
マシンによって左右が同じ条件になるからこそ、こうした動きの差を把握しやすい点が特徴です。左右均等に動かす練習を重ねることで、姿勢や身体の使い方を見直すきっかけになります。
自重では負荷が大きいと感じる人
自重での運動をきつく感じる方にも、リフォーマーは適しています。自重トレーニングでは体重そのものが負荷になりますが、リフォーマーはマシンの補助を利用して負担を軽減できるためです。
特に、筋力が少ない状態では姿勢を保つだけで力を使い、鍛えたい部位を正しく動かせない場合があります。リフォーマーなら、無理なく姿勢を保てる状態をつくり、目的の部位を意識したトレーニングが可能です。筋力がついてきた段階で徐々に負荷を高められるため、現在の筋力に合わせて無理なくステップアップしたい方にも向いています。
【効果別】リフォーマーで行う代表的なピラティスメニュー

リフォーマーでは、姿勢や目的に合わせてさまざまなエクササイズを行います。同じマシンを使っても、足の位置や身体の向きによってアプローチできる部位が異なる点が特徴です。
ここでは、初心者でも取り組みやすい代表的な4つのメニューを紹介します。基本的な手順と、動く際に意識したいポイントを確認していきましょう。
- 下半身を鍛える|フットワーク
- 骨盤・お尻を動かす|ヒップロール
- 体幹を鍛える|ハンドレッド
- 側面と背骨を動かす|マーメイド
下半身を鍛える|フットワーク
フットワークは、仰向けの状態で足をバーに置き、膝の曲げ伸ばしを行う基本的なエクササイズです。太ももやお尻など、下半身をバランスよく使う練習になります。
手順は以下のとおりです。
- 仰向けになり、両足をバーに置く
- 骨盤を安定させ、膝とつま先の向きをそろえる
- 息を吐きながら両脚でバーを押し、膝を伸ばす
- 息を吸いながら、ゆっくり元の位置へ戻る
ポイントは、脚を伸ばす際に膝を内側や外側へぶらさないこと。足裏で均等にバーを押し、骨盤の位置を保つと、お尻や太ももへ適切に負荷をかけられます。
骨盤・お尻を動かす|ヒップロールズ
ヒップロールズは、仰向けから骨盤を持ち上げ、背骨を一つずつ動かしていくエクササイズです。お尻を鍛えながら、骨盤や背骨をコントロールする練習にもなります。
手順は以下のとおりです。
- 仰向けになり、両足をバーに置く
- 息を吐きながら骨盤を後ろへ傾ける
- 腰から背中の順に持ち上げる
- 肩から膝まで一直線になる位置で止める
- 背中から腰の順にゆっくり下ろす
腰の力だけで持ち上げず、お尻やもも裏を使うことがポイントです。背骨を順番に動かす意識を持つと、骨盤周辺のコントロールもしやすくなります。
体幹を鍛える|ハンドレッド
ハンドレッドは、仰向けの姿勢で体幹を安定させながら、腕を上下に動かすエクササイズです。リフォーマーではストラップの抵抗を利用し、お腹や背中を意識しながら動きます。
手順は以下のとおりです。
- 仰向けになり、両手でストラップを持つ
- 両脚を持ち上げ、膝を曲げて姿勢を整える
- 頭と肩を持ち上げ、お腹に力を入れる
- 腕を小さく上下させながら呼吸を繰り返す
腕の動きにつられて肩や腰の位置が崩れないよう、体幹を安定させるのがポイントです。首に力が入りすぎる場合は、頭を下ろすなど負荷を調整しながら行います。
側面と背骨を動かす|マーメイド
マーメイドは、座った姿勢から上半身を横へ倒し、身体の側面や背骨を動かすエクササイズです。脇腹を伸ばしながら、上半身を滑らかに動かす練習につながります。
手順は以下のとおりです。
- 横向きに座り、片手をバーに置く
- 骨盤を安定させて背筋を伸ばす
- バーを押しながら上半身を横へ倒す
- 脇腹を伸ばし、ゆっくり元の姿勢へ戻る
身体を横へ倒す際は、骨盤まで一緒に傾けないことがポイントです。頭だけを倒すのではなく、背骨全体で緩やかなカーブをつくるように動くと、身体の側面へアプローチしやすくなります。
【体験談】リフォーマーピラティスを使用している方のリアルな声

リフォーマーピラティスを始める際は、経験者がどのような感覚や変化を得ているのかを知ることも大切です。利用者の声から、レッスン中の身体の動きや取り組んだあとの感覚をより具体的にイメージできます。
ここでは、SNSに投稿されたリフォーマーピラティスの体験談を紹介します。リアルな声から、リフォーマーピラティスの特徴を確認していきましょう。
- 柔軟性を保ちながら鍛えられる
- 立ち上がった瞬間の体の軽さに驚く
- マシンのアシストで無理なく運動できる
柔軟性を保ちながら鍛えられる
リフォーマーを活用したピラティスを始め、効果を実感している方の事例です。柔軟性を保ちながら、強いコアをバランスよく鍛えられる点にメリットを感じています。
身体を伸ばしながら体幹を使い、しなやかな筋肉を育てられる点もリフォーマーピラティスの強みです。柔軟性を保ちながら、姿勢や動作を支える筋肉をバランスよく鍛えたい方にも適しています。
立ち上がった瞬間の身体の軽さに驚く
リフォーマーを使ったあと、立ち上がった瞬間に身体の軽さを感じた方の事例です。普段は取らない姿勢で動いたことで、レッスン後の身体に変化を感じています。
リフォーマーピラティスは、マシンの補助を活用して全身を大きく動かせる点が特徴です。日常生活では少ない動きを取り入れることで、身体の軽さやスッキリとした感覚につながります。
マシンのアシストで無理なく運動できる
身体が硬くても、リフォーマーのアシストで無理なく動けた方の事例です。初回からスムーズに動け、レッスン後には腰回りを使った前屈や反る動作にも変化を感じています。
リフォーマーは、身体に合わせて動く範囲や負荷を調整できるマシンです。柔軟性に不安がある方でも、身体に無理な負担をかけず、自分に合った運動から始められます。
リフォーマーピラティスでよくある質問

リフォーマーピラティスを詳しく知らない初心者の方から「どのような運動なの?」「どの程度通えばよいの?」といった質問を受ける機会は少なくありません。
ここでは、ピラティスインストラクターの視点から、リフォーマーピラティスについて初心者が抱きやすい疑問に回答します。これから始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- リフォーマーピラティスとは何ですか?
- リフォーマーピラティスは週に何回やればいいですか?
- マシンピラティスは月4回で効果ありますか?
- リフォーマーの費用はいくらですか?
リフォーマーピラティスとは何ですか?
リフォーマーピラティスとは、バネや動く台、ストラップなどを備えた専用マシン「リフォーマー」を使うピラティスです。
バネの強さを変えると、動きを補助したり身体へ負荷を加えたりできます。エクササイズに合わせて細かく強度を調整できるため、ピラティス初心者から運動経験者まで幅広く取り組めます。
リフォーマーピラティスは週に何回やればいいですか?
初心者は、まず週1〜2回を目安に始める方法がおすすめです。週1回でも継続すれば、正しい姿勢や身体の使い方を少しずつ身につけられます。
より早く動きを習得したい方は、身体の状態に合わせて週2〜3回へ増やす方法もあります。回数だけを重視せず、休養を取りながら継続できる頻度を選ぶことが大切です。
マシンピラティスは月4回で効果ありますか?
月4回でも、継続すれば身体の使い方や姿勢の変化を目指せます。ただし、運動量を確保しながら動きを定着させるには、週2回程度が最適な頻度です。
週2回ならレッスンの間隔が空きすぎず、前回覚えた動きを次のレッスンにつなげやすくなります。月4回から始め、より身体の変化を求める場合は週2回を目安に取り組みましょう。
リフォーマーの費用はいくらですか?
リフォーマーを使ったレッスンの料金は、グループとパーソナルで異なります。グループは月4回で1万円前後、パーソナルは1回8,000〜1万円程度が目安です。
地域やスタジオ、レッスン時間によって料金には差があります。費用だけで判断せず、指導内容や通いやすさ、1回あたりのレッスン時間まで比較して選びましょう。
ピラティスで使うリフォーマーについて まとめ

リフォーマーは、身体の動きをサポートするピラティス専用マシンです。運動が苦手な方や身体が硬い方でも正しい姿勢を保ちやすく、負荷も調整できます。
また、下半身やお腹、背中など全身をバランスよく動かせるのもメリット。初心者でも身体の使い方を意識して効率的に運動できます。
「運動経験がなくて不安」「身体が硬くてもできるか心配」という方にとって、リフォーマーピラティスは最適な選択肢の一つです。興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。
