「ピラティスを始めてみたいけど、自分には向いていないかもしれない」「どんな人がピラティスに合わないのか知りたい」このような不安や疑問を感じていませんか。
ピラティスは体幹強化や姿勢改善に効果的なエクササイズですが、すべての人に向いているわけではありません。即効性を求める人や筋肉を大きくしたい人、激しい運動が好きな人には物足りなく感じることもあります。
本記事では、ピラティスが向いていない人の特徴や実際の体験談、自分に合っているかを判断するポイントを詳しく解説します。ピラティスを始める前に、ぜひチェックしてみてください。
- ピラティスが向いてない人の特徴
- 実際にピラティスが向いてなかったと感じた人の体験談
- ピラティスが自分に向いているか判断するポイント
ピラティスが向いてない人「即効性を求める人」

ピラティスは継続的に取り組むことで効果を発揮するエクササイズであり、短期間で劇的な変化を期待する人には不向きといえます。以下では、即効性を求める人に向いていない理由を解説します。
- 体重や見た目の変化が現れるまで時間がかかる
- 短期集中で結果を出すのが難しい
まずは、なぜ体重や見た目の変化に時間がかかるのかを見ていきましょう。
体重や見た目の変化が現れるまで時間がかかる
ピラティスは、身体の深層部にあるインナーマッスルを鍛えるトレーニングであるため、表面的な変化が現れるまでに時間がかかります。体重がすぐに減るわけではなく、見た目の変化も数ヶ月単位で徐々に現れるのが特徴です。
ピラティスの創設者「ジョセフ・ピラティス」も、以下の言葉を残しています。
In 10 sessions you’ll feel the difference, in 20 sessions you’ll see the difference, and in 30 sessions you’ll have a whole new body.
10回のセッションで気分が良くなり、20回のセッションで見た目が変わり、30回のセッションで全く新しい体を得るでしょう。
週に1〜2回のペースで続けた場合でも、姿勢の改善や身体のラインの変化を実感できるまでには少なくとも2〜3ヶ月はかかると考えておきましょう。
短期集中で結果を出すのが難しい
ピラティスは長期的な視点で体質改善を目指すエクササイズであり、1ヶ月や2ヶ月の短期間で劇的な変化を生み出すものではありません。そのため、短期集中で結果を出したい方には不向きです。
たとえ毎日何時間も取り組んだとしても、筋肉や神経系が正しい動きを学習するには一定の期間が必要です。急激に負荷を増やしてトレーニング量を上げても、体への定着には時間がかかります。結婚式や夏までに身体を絞りたいといった目標期限がある場合は、有酸素運動や食事制限を組み合わせるのが効率的です。
ピラティスが向いてない人「筋肉を大きくしたい人」

ピラティスは体幹の安定性を高めて姿勢を整えることを目的としたエクササイズであり、筋肉を大きく発達させたい人には適していません。以下では、筋肉を大きくしたい人に向いていない理由を解説します。
- インナーマッスル重視で表層筋は発達しにくい
- 筋肥大を目指すならウェイトトレーニングの方が向いている
まずは、なぜ表層筋が発達しにくいのかを見ていきましょう。
インナーマッスル重視で表層筋は発達しにくい
ピラティスは身体の深層部にある筋肉、つまりインナーマッスルを鍛えることに特化したトレーニング方法です。そのため、目に見える筋肉である表層筋を大きくすることには向いていません。というのも、ピラティスで使用する負荷は自重や軽めのツールが中心であり、筋繊維を太くするほどの強い刺激を与えにくいためです。
さらに、動きもゆっくりとコントロールしながら行うため、筋肉に強い負荷をかけ続けることが難しいのが特徴です。身体の内側から安定性を高めることはできますが、外側の筋肉をたくましく成長させることは期待できません。
筋肥大を目指すならウェイトトレーニングの方が向いている
筋肉を大きくしたいのであれば、ピラティスよりもウェイトトレーニングを選択した方が効率的です。ウェイトトレーニングでは高重量のバーベルやダンベルを使って筋肉に強い負荷をかけるため、筋繊維が太く成長しやすくなります。さらに、負荷を段階的に上げていくことで、筋肉の成長を継続的に促すことが可能です。
一方、ピラティスは身体のバランスや柔軟性を高めることが目的であり、筋肥大に適した負荷設定ができません。がっしりとした体格や力強い見た目を手に入れたい人は、ウェイトトレーニングに取り組むことをおすすめします。
ピラティスが向いてない人「汗をかくような激しい運動が好きな人」

ピラティスは呼吸と動きを連動させながら丁寧に体を動かすエクササイズであり、激しく体を動かして汗をかきたい人には不向きです。以下では、激しい運動が好きな人に向いていない理由を解説します。
- 心拍数が上がりにくく爽快感が少ない
- ゆっくりとした動きが中心で物足りなさを感じやすい
まずは、なぜ爽快感が少ないのかを見ていきましょう。
心拍数が上がりにくく爽快感が少ない
ピラティスはゆっくりとした動きで筋肉をコントロールするトレーニングであるため、心拍数が大きく上がることはありません。ランニングやエアロビクスのように、息が上がって汗が噴き出すような感覚は得られにくいです。
ピラティスの動きの見本は、以下をご覧ください。
例えば、1時間のレッスンを受けても、身体から大量の汗をかいたり息切れしたりすることは少なく、運動した実感が薄く感じられる場合もあります。そのため、運動後のすっきり感や達成感を求める人や汗をたくさんかいて身体を動かした感覚を味わいたい人は、物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ゆっくりとした動きが中心で物足りなさを感じやすい
ピラティスの動きは、一つひとつをゆっくりと丁寧に行うことが基本です。そのため、スピード感のある運動を好む人には退屈に感じられる傾向があります。例えば、ジャンプしたり走ったりといった動的な動作はほとんどなく、マットやマシンの上で静かに身体を動かし続ける時間が中心です。
さらに、正しいフォームや呼吸法を意識しながら行うため、頭を使う場面も多く、身体を思い切り動かす爽快感は得られません。ダンスやボクシング、HIITトレーニングのようなテンポの速い運動に慣れている人は、ピラティスの静かな雰囲気に物足りなさを覚えやすいです。
ピラティスが向いてない人「身体に痛みや怪我がある人」

ピラティスは体に負担をかけずに行えるエクササイズとして知られていますが、痛みや怪我がある状態で取り組むのは危険です。以下では、身体に痛みや怪我がある人に向いていない理由を解説します。
- 痛みがある状態では正しいフォームが取れない
- まずは医師の診断と許可を得る必要がある
まずは、なぜ正しいフォームが取れないのかを見ていきましょう。
痛みがある状態では正しいフォームが取れない
ピラティスは正しいフォームで動くことが重要なトレーニングであり、痛みがあると本来の動きができなくなってしまいます。例えば、腰痛がある状態でエクササイズを行うと、無意識に痛みをかばう動きになり、間違った筋肉の使い方が身に付いてしまう可能性があります。
さらに、痛みを我慢しながら続けると、症状が悪化したり別の部位に負担がかかったりする危険性もあります。そのため、膝や肩、首などに痛みを抱えている人は、無理にピラティスを始めるべきではありません。
まずは医師の診断と許可を得る必要がある
身体に痛みや怪我がある場合は、ピラティスを始める前に必ず医師に相談することが大切です。自己判断で運動を始めてしまうと、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
そのため、身体に痛みや怪我がある人は、医師から運動の許可を得てから取り組むようにしましょう。また、医師の許可が出た後も、インストラクターに自分の状態をしっかり伝えることが重要です。まずは治療を優先し、身体が回復してからピラティスに挑戦することをおすすめします。
【体験談】ピラティスが向いてなかった人の声

ピラティスを実際に体験した人の中には、自分には合わなかったと感じる人も少なくありません。以下では、ピラティスが向いていなかったと感じた人のSNSでのリアルな声を紹介します。
- 力を抜くのが難しかった
- 強度が低かった
- グループレッスンが向いてなかった
- 通うのが面倒に感じた
それぞれの声を見ていきましょう。
力を抜くのが難しかった
ピラティスでは、余計な力を抜いて必要な筋肉だけを使うことが求められますが、力加減のコントロールが難しいと感じる人もいます。普段から体に力が入りやすい人や筋トレに慣れている人にとって、リラックスしながら動く感覚は掴みにくいものです。
力の抜き方が分からないまま続けると、かえって体を痛めてしまうリスクもあります。このような場合は、まずインストラクターに力が入りやすいことを伝え、マンツーマン指導で力の抜き方を丁寧に教えてもらうとよいでしょう。
強度が低かった
ピラティスの運動強度が物足りないと感じる人も存在します。筋トレやランニングなど身体に強い負荷をかける運動に慣れている人にとって、ピラティスの動きは刺激が少なく感じられがちです。
集中力を維持するのが難しく、レッスン中に他のことを考えてしまう人もいます。もし強度に物足りなさを感じたら、マシンピラティスやアドバンスクラスに挑戦してみるのもひとつの方法です。また、ピラティスを補助的なトレーニングとして取り入れ、メインは筋トレにするという選択肢もあります。
グループレッスンが向いてなかった
グループレッスンでは周りのペースに合わせる必要があり、自分のペースで丁寧に動きを確認することが難しい場合があります。インストラクターの指示が全体に向けられるため、個別の細かいフォーム修正を受けられず、間違ったまま続けてしまう可能性もあります。
このような人には、パーソナルレッスンやセミパーソナルレッスンがおすすめです。マンツーマン指導であれば自分のレベルに合わせた丁寧な指導が受けられ、ピラティスの効果をしっかり実感できます。
通うのが面倒に感じた
定期的にスタジオに通うことが負担になる人もいます。仕事や家事の合間にスケジュールを調整して通い続けることは、思っている以上に大変です。
もし通うことが負担に感じる場合は、自宅で取り組む方法もあります。自分のペースで好きな時間にできるため、継続しやすくなるかもしれません。以下の動画のように、ピラティス同様のエクササイズを自宅でもできます。
ピラティスをやってみたいけれど通うことが難しい場合は、まずは自宅でエクササイズを始めてみましょう。
ピラティスが自分に向いているか判断するポイント

ピラティスを始める前に、自分に向いているかどうかを見極めることが大切です。以下では、ピラティスが向いているか判断するポイントを紹介するのでチェックしてみましょう。
- 重さやきつさより正しく動けているかを重視できる
- 大きく動くより丁寧にゆっくり動くことができる
- 体重や回数より姿勢や体の変化に興味がある
- 即効性よりじわじわ体が整う感覚を求めている
それぞれのポイントを詳しく解説します。
重さやきつさより正しく動けているかを重視できる
ピラティスが自分に合っているかを判断するひとつの基準は、トレーニングで何を重視したいかです。もし「どれだけ重いウェイトを持ち上げられるか」よりも「正しい筋肉を使えているか」「正しい動きができているか」を重視できるなら、ピラティスは向いています。
例えば、自分のフォームを丁寧に確認することや、インストラクターの細かい指示に耳を傾けることが苦にならないかを考えてみましょう。数値や負荷の大きさではなく、動きの質に関心が向く人は、ピラティスを楽しく続けられる可能性があります。
大きく動くより丁寧にゆっくり動くことができる
派手な動きや激しい運動よりも、小さくゆっくりとした動きを丁寧に繰り返すことに魅力を感じるなら、ピラティスは適しています。例えば、呼吸に合わせて一つひとつの動きを確認しながら進めることが心地よいと感じるか、静かな環境で集中してトレーニングしたいと思うかを振り返ってみましょう。
また、急いで回数をこなすことよりも、動きの質を高めることに価値を感じられるかも大切です。身体と向き合う時間を大切にできる人は、ピラティスから多くのメリットを受けられます。
体重や回数より姿勢や体の変化に興味がある
トレーニングで何を目指したいかを明確にすることも、向き不向きを判断するひとつの材料になります。体重計の数字や運動回数よりも、日常生活での身体の変化に興味があるなら、ピラティスは向いています。
「長時間座っていても腰が痛くなりにくくなりたい」「姿勢を改善して、肩こりを改善したい」といった目標があるかを考えてみましょう。見た目の劇的な変化よりも、身体の内側から整っていく過程に興味を持てる人は、ピラティスを長く続けられます。
即効性よりじわじわ体が整う感覚を求めている
自分がどのような時間軸で身体の変化を望んでいるかも確認しておきましょう。もし「1ヶ月で〇kg痩せたい」という明確な目標よりも、「時間をかけてでも姿勢が良くなりたい」という緩やかな変化を楽しめるなら、ピラティスは適しています。
毎日コツコツと積み重ねることが好きか、焦らずじっくり取り組める忍耐力があるかを振り返ってみましょう。また、数ヶ月後の自分の身体の変化を想像しながら地道にトレーニングを続けられるかも大切です。
ピラティスが向いていない人でよくある質問
ピラティスが向いていない人に関してよく寄せられる質問をまとめました。
- ピラティスに向かない人は?
- ピラティスをやっている女性の特徴は?
- ピラティスをやらない方がいい人は?
- ピラティスの欠点は何ですか?
以下でそれぞれ回答します。
ピラティスに向かない人は?
ピラティスに向かない人は、以下に当てはまる人です。
- 即効性を求める人
- 筋肉を大きくしたい人
- 汗をかくような激しい運動が好きな人
- 身体に痛みや怪我がある人
ピラティスは体幹を整えるエクササイズであり、短期間で体重を減らしたり、筋肉を肥大させたりする目的には適していません。また、汗をかいてスッキリしたい人にも物足りなく感じられる可能性があります。
ピラティスをやっている女性の特徴は?
ピラティスをやっている女性の特徴は、以下の通りです。
- 目的意識が高い人
- しなやかな体型を目指している人
- 身体の不調を改善したい人
- 自分と向き合う時間を大切にしている人
丁寧に体と向き合う時間を楽しめる人こそ、ピラティスを続けているケースが多く見られます。
ピラティスをやらない方がいい人は?
ピラティスをやらない方がいい人は、身体に痛みや怪我がある人です。痛みがある状態では正しいフォームが取れず、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
また、短期間で劇的な変化を求める人やダイナミックな運動を好む人も、ピラティスでは満足感を得にくいため、避けた方がよいでしょう。
ピラティスの欠点は何ですか?
ピラティスの欠点は、効果を実感するまでに時間がかかることです。体重や見た目の変化が現れるまでには数ヶ月単位の継続が必要であり、即効性を求める人には不向きといえます。
また、運動強度が低いため、筋肉を大きくしたい人や負荷の高いトレーニングを行いたい方には欠点となります。
ピラティスが向いてない人 まとめ
ピラティスは体幹強化や姿勢改善に効果的なエクササイズですが、すべての人に向いているわけではありません。
即効性を求める人や筋肉を大きくしたい人、激しい運動が好きな人には物足りなく感じられる可能性があります。また、身体に痛みや怪我がある人は、症状を悪化させる恐れがあるため注意が必要です。
ピラティスは長期的な視点で身体を整えていくエクササイズであり、じっくり取り組める人に向いています。自分の目的や性格に合ったトレーニング方法を選び、無理なく続けられる運動を見つけましょう。
